2020年02月16日

学業だけでなく家族の生活も高校生や大学生にのしかかる負担

 「あすのば」は、アンケート調査から各数量としての整理と分析も行った。
 まず、「貧困」の「貧」の程度はどの程度なのだろうか。回答した世帯の人数の中央値は3人、総年収中央値(児童手当、児童扶養手当、生活保護などの給付を含む)の中央値は約203万円。3人世帯が、3人世帯に対する貧困線(約210万円)より低い金額で暮らしていることになる。紛れもない「貧」、収入の不足である。
 その「貧」は、数多くの「困」につながる可能性がある。「困」はお金で解決できるとは限らないが、「貧」が「困」の多くを生み出している可能性は否定できないだろう。
 「あすのば」の調査は、数多くの「困」の実態を明らかにした。その中で最も衝撃を受けたのは、高校生や大学生のアルバイトの状況と、アルバイト収入の用途だ。あすのば給付金を受け取って高校に入学した高校1年生の約33%、同じく大学に入学した大学1年生の約75%が、アルバイトで働いている。
 高校1年生たちは週平均3日、1日あたり平均4.6時間働き、1ヵ月あたり約3万3000円の収入を得ている。大学1年生たちは週平均4日、1日あたり平均5.2時間働き、1ヵ月あたり約4万8000円の収入を得ている。当然、学業は相当の圧迫を受け、課外活動への参加や継続も困難になるだろう。
 アルバイト収入の用途は、高校生、大学生とも、トップ3が「スマートフォンや携帯(高校生36%、大学生32%)」「授業料・通学費・昼食代・部活費用などの学校関連費用(高校生33%、大学生50%)」「家庭の生活費(高校生15%、大学生22%)」となっている(複数回答)。
 高校生、大学生たちは、学校生活を継続するために、学校生活を圧迫してアルバイトせざるを得ない。また、アルバイトを続けなければ、必需品であるスマートフォンや携帯を購入したり、通信費用を支払ったりすることができない。学校生活を支える力は家庭にはなく、逆に、子供たちのアルバイト収入が家庭の重要な収入源となっている実態が浮かび上がる。


posted by GHQ/HOGO at 07:49| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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