2019年06月14日

貧困をもたらす根本的な原因は「悪い統治」である?

 世界の貧困人口の半数が南アジアに居住しているが、その大部分はこの地域で最も人口の多い3ヵ国、具体的には、バングラディシュ(人口約1億5000万)、インド(約11億)、パキスタン(約1億6100万)に集中している。しかし、貧困そのものの大きさゆえに、貧困問題が日本と日本国民にとって戦略的重要課題となっているわけではない。
 南アジアの多くの地域においては、貧困は何世代にもわたる抑圧と同義であり、おそらく他のどの地域に比べてもその傾向が強い(南アジアの国でこうした傾向および以下に述べる特徴の見られないのは、ブータンとおそらくモルディブの2ヵ国のみである)。ときとして抑圧は、たとえばカースト、人種、宗教に基づく差別がそうであるように、社会的な性格を持つ。こうした社会的抑圧は女性に対して過酷であり、家庭生活や子供の幸せを左右するさまざまな世代間関係に対する影響をもたらしてきた。さらに、地主が君臨する政治構造、あるいは、汚職だらけの役人と不正な選挙によってもたらされる政治的な抑圧もある。
 社会的なものであろうと政治的なものであろうと、貧困をもたらす根本的な原因は、あらゆる種類の悪い統治(bad governance)とこれに伴う職権乱用である。貧しい人々もそう考えている。
posted by GHQ/HOGO at 06:21| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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