2019年02月27日

生活保護世帯のうちもっとも多いのは?

 安定した生活はたった1つのきっかけであっという間に崩れ去る。生活保護世帯は過去最多を更新し続けているが、構成比を見ると高齢者と障害者・傷病者が多く、全世帯の7割超を占める。これらは事実上働くことができない世帯だ。保護費の内訳を見ると医療費にかかるものが半分を占める。生活保護というと不正受給に注目が集まりがちだが、生活保護費の総額に占める割合は 0.5%前後で推移しており、多いとは言い難い。
 高齢者が増えるに伴って、今後も生活保護受給世帯が増え続けるのは間違いない。生活保護費だけに着目して予算を削減するのではなく、年金、医療、介護など約30兆円に上る社会保障関係費全体の中で議論すべきだ。
 国もセーフティネットの拡充に向けた問題意識は持っていて、何年か前に生活保護に陥る手前で支援するために「生活困窮者自立支援法」を施行されたが、さほどの効果がない。
 フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が記した『21世紀の資本』で、米国などにおいて上位1%の富裕層に富が集中する格差の構造をあぶりだした。一方、現在の日本で問題視される格差とは、大衆層の貧困化なのである。
 多くの人は、貧困は他人事だと思っているだろうが、実はそうではないのだ。女性、高齢者、子供などにもその闇は広がり、日本を覆い隠しつつある。まずはその事実にきちんと向き合うことだ。そしてどのような対策を打つのか考えなければならないのだ。


posted by GHQ/HOGO at 06:21| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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