2018年11月15日

労働万能説を論じるとは?

 労働万能説を論じる人々は、労働していない若者や、労働を望まない若者を怠惰だと見なす傾向がある。 
そのため、できるだけ早く労働するように、なかば「仕事は選ばなければ何でもある」と、労働に若者を駆り立てる。たとえ、駆り立てられた若者が行き着く先がブラック企業であったとしても。
「労働万能説」はブラック企業を黙認することにもなりかねない。労働環境の改善を阻害し、ワーキングプアを増大することになる。就業人口の増加といっても、このようなブラック企業に勤めざるをえない人々、また、待遇が恵まれていない非正規雇用人口を含んでの増加だから、企業の利益に荷担することはあっても、生活の改善、貧困から脱出ということには繋がらない。企業の利益増は好景気と考えられやすいのだが、それでは“労働の実態・実体”は見落とされてしまう。
 「家族扶養説」では、そもそも家族が貧困であること、その連鎖の中にいるということを見落としてはならない。この扶養説は“家族重視”という美名で「社会福祉や社会保障の機能を家族に丸抱させ」、家族全体の貧困化を進ませることにもなる。
 「時代比較説」や「努力至上主義説」には、現実に「必死に努力しても報われない社会が到来していること」を認めないという頑迷さがうかがえる。
posted by GHQ/HOGO at 07:50| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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