アメリカは世界一の経済大国だが、日本よりも遥かに格差が大きく、月給だけでは食べていけない人が猛烈に増えている。食べていけないためフードスタンプ(スナップ)という食料費補助券をもらって何とか生活している。フードスタンプは月額100ドルで、 主に食料品を買うことができる。世界のアメリカはフードスタンプなしでは食べていけない人が5,000万人もいる国に変貌してしまった。これもグローバル化による弊害である。世界一繁栄した都市と言われたアメリカ・ミズーリ州のデトロイトは破綻してしまい、街は廃墟と化している。
アメリカの現状は数年後の日本だ。企業はグローバル化することで、 最大の利益を上げることに重きを置いている。企業の利益が上がれば、国民の生活が疲弊しようと関係ないのである。 日本政府はグローバル企業と米国の傘下にあるので、グローバル化から逃れることはできない。どんどんと貧困層が増え、国民は疲弊していく。