2018年04月28日

政治の責任が捨象された首相の言葉

 「子供の貧困」から「だんだんと親の問題にも達していく」のは至難の業だろう。そうはさせまい、という政治の側からの動きがあるからだ。
 「親の問題」に到達しないようにする力は、例えば以下のようなメッセージに象徴されるものだ。

日本の未来を担うみなさんへ

あなたは決してひとりではありません。
こども食堂でともにテーブルを囲んでくれる
おじさん、おばさん。
学校で分からなかった勉強を助けてくれる
お兄さん、お姉さん。
あなたが助けを求めて一歩ふみだせば、
そばで支え、その手を導いてくれる人が
必ずいます。
あなたの未来を決めるのはあなた自身です。
あなたが興味をもったこと、好きなことに
思い切りチャレンジしてください。
あなたが夢をかなえ、活躍することを、
応援しています。
平成28年11月8日
内閣総理大臣 安倍晋三

 これは、「子供の貧困」対策に寄付を募る政府の「子供の未来応援基金」の1周年の集いで発表された安倍首相のメッセージである。
 SNS上で「ポエムだ」と酷評する人も多かった安倍首相のこの言葉には、「子供の貧困」対策における政治の責任が完全に捨象されている。政治家は高みに立って、貧困家庭の子供を応援するだけの存在なのだ。
 「子供の貧困」対策を親への支援にもつなげていくためには、社会の共感や理解を広げていくと同時に、こうした政治のあり方を変えていく必要があるだろう。
posted by GHQ/HOGO at 08:10| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: