もちろん考え方によっては、成果を出すために活動した人たちが正当に評価される平等な社会と捉えることもできる。格差には正社員と非正規社員の待遇の格差、大都市と地方の人口の格差などもあり、国家の中である程度の格差が生じるのはやむを得ないものと思う人もいるかもしれない。
国でさえ格差が拡大しているという事実に対して「格差に関する指標はさまざまであり、格差が拡大しているかどうかは一概には申し上げられない」と答えている。とは言っても実際に貧困の格差が進むことによって起こる問題はすくなくない。
•若くして子供を産んだものの生活能力がなく貧困に陥り子供への虐待が増える
•雇用や収入の不安定さから結婚をする人が減り、少子化が進む
•経済的な問題から勉強をすることができない子供たちが社会に出ることで日本の生産力は低下する
これらはすでに起こっている問題の一部だが、今後ますますこういった問題は深刻化し、働いても働いても生活が楽にならないという状況はさらに悪化していくことになる。