4割と言ったが正確には40.9%。つまり日本の労働人口の40.9%は年間の収入が300万円以下であるという結果なのだ。代表的な理由はやはり不況。この不況によって経済活動自体が衰えていることに加え労働者層にも変化が見られる。非正規社員やパートタイマーなどの労働者が増加し、熟練労働者に代えて海外から来た外国人を雇用することによって人件費が下落したことが大きく影響しているといえる。
また急激な高齢化が進む中、現役を退いた高齢者が増える一方で子供の数は少なく、生産労働人口がどんどん減少し労働力不足に陥っていることも理由の1つだ。