2017年04月01日

児童扶養手当と生活保護費

 児童扶養手当は4月、8月、12月に4ヵ月分がまとめて支給される。支給日は11日。たとえば、8月11日に4ヵ月分(4月分、5月分、6月分、7月分)の児童扶養手当が支給される。
収入認定の方法
 生活保護開始後、または児童扶養手当受給開始後、初めて児童扶養手当の支給があった月から収入認定される。
 例@:児童扶養手当受給中の人が3月に生活保護開始した場合、4月11日に初めて児童扶養手当の支給があるため4月から収入認定される。
 例A:生活保護受給中の人が8月分から児童扶養手当の受給権を得た場合、12月11日(8、9、10、11月分)に初めて児童扶養手当が支給されるため12月から収入認定します。
 児童扶養手当は認定請求をした日の属する月の翌月分から支給される。
 例:7月請求した場合は8月分から児童扶養手当の受給権を得る。
 4ヵ月分が1括で支給されるが、収入認定は1ヵ月分ずつ認定される。
 例:8月11日(4、5、6、7月分)に児童扶養手当の支給があった場合、4月分を8月、5月分を9月、6月分を10月、7月分を11月にそれぞれ収入認定される。
 児童扶養手当の収入は給与収入と違い控除はない。そのため児童扶養手当の支給額全額が生活保護費の支給額から減額される。
 例:最低生活費20万円、児童扶養手当に該当する子1人、児童扶養手当が全部支給の場合、最低生活費20万円−児童扶養手当43,330円(平成28年6月現在)=生活保護支給額158,980円となる。
 児童扶養手当は手当を受けようとする人等の前年の所得によって全部支給、一部支給、支給なしになる。
児童扶養手当の注意点
 児童扶養手当の対象児童は原則「18歳に到達した最初の3月31日(年度末)までの間にある者」である。ピンと来ないかもしれないが、(留年・浪人せずに)高校卒業したら支給されないということである。そのため4月支給分(12、1、2、3月分)が最後の支給になる。
 児童扶養手当の支給停止と同時に母子加算が削除される。また高校卒業後の進路にもよるが転居等により世帯員の減少が同時に起こる可能性がある。
 母子加算の削除と世帯員の減少は4月の最低生活費に反映される。しかし、児童扶養手当の認定は上記の例でもわかるように実際に収入が入ってから4ヵ月間継続して認定されるため、最後に支給される4月から7月までは収入認定される。
 例:3月の最低生活費が18万円の母子世帯で子が4月に高校卒業して転居する場合
  ※計算を簡単にするため、キリの良い金額にしています。
   3月の支給額 最低生活費18万円−児童扶養手当4万円=生活保護支給額14万円
   4月の支給額 最低生活費18万円−母子加算2万円−世帯員減少(1、2類+生業扶助費)5万円=最低生活費11万円  最低生活費11万円−児童扶養手当4万円=生活保護支給額7万円
  3月支給額14万円−4月支給額7万円=支給額が7万円減少する。
 いきなり生活水準を落とすのは難しく、児童扶養手当16万円が手元にあるため、それを使ってしまう生活保護受給者が多い。
 上記の例だと児童扶養手当と生活保護支給額をあわせて1ヵ月11万円で生活しないといけないところ、4月に18万円(児童扶養手当11万円+生活保護支給額7万円)、5月に12万円(児童扶養手当5万円+生活保護支給額7万円)で、5月で児童扶養手当を全て使ってしまい、6月、7月は生活保護支給額7万円で生活しないといけなくなる。
 福祉事務所に支給額が少ないと文句を言っても、支給額は変わらない。そのため児童扶養手当の支給が停止するときは注意が必要である。
posted by GHQ/HOGO at 08:16| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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