2009年07月19日

生活保護制度の適用の現状

 「生活保護を受けている人をちゃんとチェックしているのですか。うちの近所にはブランド物を持って、車を乗り回して、パチンコに行っている生活保護の人がいます」
 このようなクレームを、どこの福祉事務所も一度は受けたことがあるのではないだろうか。
 まず、ブランド品の所持とパチンコについては、はっきりいって、せいぜい「近所の人の目もあるから・・・」とたしなめられる程度が限界である。ブランド品の所持もパチンコもそれが違法なものではないので、本人の自由である。それを理由に保護を停止・廃止することはできない。
 自動車の保有・使用については、一定の条件で認められる場合がある。ざっと言って次の3つだ。
 1 障害等により必要な場合
 2 へき地に住んでいるため必要な場合
 3 事業に使用している場合
 ただ、いずれも場合も、本来の使用目的から外れた使用は認められないし、上記の3つのどれかに当てはまっていたとしても、簡単には認められない。なので、福祉事務所に無断で自動車を使用していた場合に限っては、何らかの処分の対象となり得る。
 しかし、当然通報だけで処分に踏み切るわけにはいかず、事実確認が必要となる。
 さらに、生活保護担当職員は、不正受給の取締まりを主な業務としているわけではなく、他のケースワーク業務の中での指導となることや、生活保護が廃止になると即困窮状態になる場合が多いため、なかなかすぐに停止・廃止処分を行うことはできないというのが実情である。


posted by GHQ/HOGO at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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