2020年03月03日

生活保護受給中の自己破産

 「生活保護を受給していると自己破産ができない」「自己破産をすると生活保護が受給できない」と思っている方もいるようだが、自己破産と生活保護はまったく関係のない制度である。したがって、生活保護受給中であっても自己破産はできるし、自己破産後に生活保護を受給することもできる。両者を同時に手続することも可能なのだ。むしろ、生活保護受給中の方の借金問題の解決方法の原則は、自己破産と言える。
 一般的には、借金の額が少ない場合は、破産ではなく任意整理や個人再生により借金問題を解決することが多い。しかし、任意整理や個人再生は借金を減額する制度であり、借金を消滅させる制度ではない。一方、自己破産は借金の支払義務をなくしてもらうことができる制度。そのため、自己破産をすれば借金生活から解放される。
 生活保護受給中の場合には、借金の返済が続くと生活がさらに困窮する可能性が高いので、借金が少額であったとしても自己破産を選択するのが通常である。借金が少額でも自己破産ができるのか心配される方もいるが、返済ができない(支払不能の)状態である以上、借金額に関係なく自己破産は可能である。実際、生活保護受給者の方で、100万円以下の借金で自己破産をされる方も少なくない。
 なお、年金を受給している高齢者の方も、要件さえ揃えば年金と生活保護の併給が可能だし、自己破産をしても年金の受給額は変わらないので、安心していい。


posted by GHQ/HOGO at 06:53| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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