2018年06月15日

母子家庭が貧困に陥る理由って何?

 なぜ貧困に陥る母子家庭が後を絶たないか。大きな原因として、以下の3点が考えられる。
 1点目は、母親の雇用形態だ。母子世帯の就業率は8割を超えている。しかし、シングルマザーの5割以上が非正規雇用とされ、その収入の平均は125万円。正規雇用と比較すると、かなり大きく下回っている。非正規雇用が多い背景としては、1人親で子供がいる、ということが就労するうえで不利に働くことが指摘されている。
 2点目は、働いても貧困から抜け出せない社会にある。母子家庭では、働けど働けど貧困から抜け出せないのが実態なのだ。例えば、OECD加盟国では、親が働いていない1人親世帯の貧困率は平均58%だが、働く親がいる1人親世帯の貧困率は平均20.9%。つまり親が働いた場合には、貧困率が大幅に低くなるというワケなのである。一方の日本では、親が働いていない1人親世帯の貧困率は50.4%だが、働く親がいる1人親世帯の貧困率についてもほぼ横ばいの50.9%。つまり、日本は、働いても貧困から抜け出せないという社会であると言えるのだ。
 3点目は、離婚後の養育費の未払問題にある。母子家庭への養育費は、8割以上が不払いなのだ(2011年度全国母子世帯等調査より)。そのうえ、7割のシングルマザーがDV被害を受けたという調査結果もある(大阪子どもの貧困アクショングループの調査より)。ゆえに、離婚後の養育費に期待ができない母子家庭が多く、貧困に陥ってしまうのだ。
 これらのことから、母子家庭の貧困が「自己責任」では片付けられない問題であることは明らかなのだ。
posted by GHQ/HOGO at 06:58| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする