2018年03月30日

貧困バッシングは何も生み出さない!

 厚生労働省によると、社会保障給付費総額(予算ベース)は118兆3000億円程度になった。内訳は年金56兆7000億円▽医療37兆9000億円▽福祉その他23兆7000億円。
 このうち、福祉その他に含まれる生活保護費負担は、当初予算ベースで約3兆8000億円。この半分は医療扶助(医療費の現物提供)だ。同じ社会保障制度の医療や年金に比べて割合は小さく、しかも受給者の半数は65歳以上の高齢者である。
 某国会議員が、制度全体ではびこっているかのごとく宣伝した不正受給についても、金額ベースでは全体の0.4%の約170億円。その8割は稼働収入や年金、預貯金の無申告、過少申告である。「はびこっている」と言えるレベルではないのだ。
 がんばったことを美徳とする国で、生活保護の壁は実際には高く、周囲の白眼視と圧力は根強く残っている。しかし、生活を立て直すために、生き延びるために、多くの人の役に立っているはずだ。
 自己責任論を振りかざし、個人の努力の欠如を責め立ててバッシングをしても、貧困や格差などの社会問題は解消されない。高齢化はさらに進む。
 いつか、この制度を使うときのために、どのような運用が望ましいか、どのような予算配分が適正なのか、手段と効果を見極めながら、工夫して考えていかなければならないのではないだろうか。
posted by GHQ/HOGO at 07:45| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする