次に、物件検索サイトで条件の箇所に「生活保護」と入力して探してみよう。「生活保護の方OK」「生活保護の方相談可」という物件が登録されている。必ずしもこれらの物件すべてに入居できるという保証はないが、家主への交渉が可能であったり、取り扱っている不動産会社が生活保護者の契約の流れをよく把握してくれている可能性が高いだろう。また、「高齢者」「外国人」「保証人不要」という項目でもチェックしてみよう。生活保護受給者にとって交渉の余地がある物件の可能性がある。
生活保護者にとって、賃貸物件を探すことは決して容易なことではない。しかし「住宅セーフティネット制度」の制定予定もあり政府、家主、不動産会社ともに空室を住宅確保困難者に広く貸し出していこうという意識が高まっている。家主によっては、面談や電話で状況を確認してくれる人もいる。住宅扶助できっちり家賃を納めてくれると判断して家主に信用してもらい入居している人も決して少なくない。少し時間はかかるかもしれないがぜひ物件を探してみよう。