2018年01月29日

迷信「生活保護利用者のせいで納税者が苦しくなる」はどこがおかしいのか?

 「生活保護利用者が増えたので、納税者が苦しい思いをしている」と、そのバリエーション「社会に支えられる人が増えたので、社会を支える人が苦しい」「あなたたち生活保護利用者は、私たち納税者に養われている立場なのに」は、どうだろうか。
 単純に、納税者と受給者に二分することは危険だ。社会保障は、国民が『良いとき』に支払って、『困ったとき』に支払いを受けるもの。もちろん、生活保護もそうだ。今日の日本の国民生活は、このことを前提に維持されている。
 そもそも、「納税者が社会保障を支えている」と言えるのだろうか。
 税金は、消費税も含めて、国民や事業者が支払っている。社会保険料は、利用者も企業も負担している。生活保護利用者のうち高齢世帯・障害世帯の約半分弱は年金受給者だ。保険料を支払ってきたし、働いているときは税金も支払ってきた。消費税は、全員に降り掛かってきている。
 結局、「納税者ではない人」はいない。「社会を支える人」と「社会に支えられる人」を区分することはできない。また、社会保障には、景気に好影響を与える側面もある。
 社会保障費は生活用品や家賃、医療費等となって市場経済に還元されていくす。そうした好循環も考慮に入れないと、判断を間違えることになる。
posted by GHQ/HOGO at 06:11| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする