「貯蓄」から「投資」へのシフトチェンジは、富裕層よりも貧困層にこそ必要な発想の転換なのだ。確かに投資には自己資金を失うリスクがある。しかし、一番恐ろしいリスクは「リスクを取らないリスク」だ。
アベノミクスで富裕層は、より大きは富と豊かさを手にいれ、失うリスクを恐れてアベノミクス相場で投資の世界に足を踏み入れなかった貧困層は、何の恩恵も受け取れず、格差だけが無慈悲に拡大して行ったのだ。
自身に余程の技能・スキル・コネクションがあれば、人生の逆転のチャンスを掴めるかも知れないが、もし、「自分には何もない」と言うのなら、投資と向き合って、リスクを取って、「お金でお金を稼ぐ」「お金に働かせる」ことを実践しなければ、ジリ貧状態を受け入れる以外に道はなくなる。気がついたときには若さも希望も失って、生活保護を受給する以外に、生きる術のない人生を送ることになる。
自分のことを「何も有さない貧困層」である、と言う認識が持てるのなら、下流老人になる前に、「投資」について真剣に向き合うべきだ。