2017年05月04日

親族に生活保護がばれないようにすることはできる?

 生活保護手帳問第5の2で、扶養義務の履行が明らかに期待できない親族に対しては、扶養調査は行わないものとしてよいという記述がある。理由があれば、親族に通知が行くのを防げる。つまり親族にばれずに生活保護の申請が可能であるということだ。では、親族に通知が行かないための理由とはどういったものだろうか。
 これは、世帯の状況によってまったく異なるのだが、例えば、@親族とはまったくの絶縁状態で、10年以上音信不通である、A親族や夫から虐待、DVを受けていた等の理由で家庭から逃げ出し、役所から通知が行くと追跡にあう可能性が高い場合、Bあなたが精神的な病気で、親族に保護の受給が知れると病気の悪化が懸念される場合、といった理由が考えられる。
 扶養調査の通知を行うかどうかの判断は、ケースワーカーに委ねられているので、親族に保護の受給が知られたくないことを良く相談することを勧める。また、親族との関係性についてはあなたからの聞き取りのみにより聴取されることがほとんど。親族と関係が良好であるにもかかわらず、あなたが「過去に虐待を受けていて親族には連絡してほしくない」とウソをついたとしても、その真意を確認する手段は役所側にはない。ただし、これは理論的にウソがばれないというだけであって、正直な皆さんは真実を述べることに努めることだ。


posted by GHQ/HOGO at 06:47| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする