2017年04月15日

見過ごされている知的・発達・精神の障害

 生活困窮や貧困の問題を考えるとき、見落とされがちなのは障害のことである。知的障害にあたる状態でも、障害の認定を受けていない人が大勢いる。障害が見過ごされていることが多い。知的能力が境界域(ボーダー層)で障害とされないレベルの人も相当いる。発達障害、精神障害についても似た状況がある。生活保護や生活困窮者支援を現場で担当する職員に聞くと、そういう人たちに日常的に出会うと言う。
 軽度の知的・発達・精神障害の人たちは、社会生活でうまくいかない場合があるほか、就職を望んでもなかなか採用されないこと、働いても長続きしないことがある。これは能力の個人差に加え、産業構造の変化も関係している。単純労働や職人的な仕事が減り、求人の多くがコミュニケーションや複雑な判断を要する仕事になってきたからである。自分の生活費を稼げないのは努力不足だ、働く能力があるのに生活保護を受けている、などと非難する声がある。しかし、簡単に自己責任にできるような問題ではないのである。
posted by GHQ/HOGO at 06:23| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする